こんにゃくは、汁物や鍋物・炒め物などの具材として良く使われていますが、使い切れずに余ってしまうこともあります。
うっかり常温で放置してしまったということも多いようです。
こんにゃくが腐ってきたら、どんな変化が起こるのでしょうか。
こんにゃくが腐っているかどうかの見分け方や開封前と開封後の賞味期限・保存方法などを紹介します。
目次
こんにゃくが腐ると?見分け方とは
こんにゃくが腐っていると、以下のような状態になってしまいます。
ドロドロしている
こんにゃくの状態が悪いと袋に入っている水と一緒に腐り始め、ヌメリが出てきます。
そして、こんにゃくから水分が抜け出てしまうことで、ドロドロした状態になってしまいます。
これは未開封でも起こる状態なので、こんにゃくがあるときは状態を確認するようにしましょう。
パッケージが膨らんでいる
こんにゃくの腐敗が進むことで菌の増殖によってガスが発生して、パッケージが膨らんでしまいます。
悪臭がする
こんにゃくは腐ってしまうと、強烈なニオイを放ちます。
酸味がする
調理した後のこんにゃくは、傷むスピードが速くなってしまいます。
温め直したこんにゃくが酸っぱく感じたら、食べずに処分しましょう。
こんにゃくの日持ちどのくらい?開封前と開封後では
こんにゃくの賞味期限は未開封の場合は約30~90日間、開封済みで調理されていない場合は約1週間、開封済みで調理されている場合は約3日となっています。
こんにゃくは開封して空気に触れることで傷むスピードが速くなるので、早めに食べきってしまいましょう。
こんにゃくの保存に水道水はだめ?
未開封のこんにゃくの賞味期間が長いのは、こんにゃくと一緒に入っている水が殺菌効果のあるアルカリ水が入っているからです。
開封してしまった、こんにゃくはどのように保存したら良いのでしょうか。
開封済みのこんにゃくを保存する方法
- 容器に開封したパッケージに入っているアルカリ水を入れます。
- 余ったこんにゃくを容器に入れます。
- フタをしてから冷蔵庫に入れて保存します。保存期間は約1ヶ月です。
こんにゃくと一緒に入っていたアルカリ水を捨ててしまった場合
殺菌効果のあるアルカリ水を捨ててしまっても、水道水でこんにゃくを保存することができます。
ただし、水道水にはアルカリ水のような殺菌効果はないので、2~3日に1回水を交換する必要があります。
保存期間は約1週間です。
こんにゃくは冷凍保存もできる
こんにゃくはアルカリ水、または水道水に浸けて保存することが基本ですが、冷凍庫で保存することができます。
冷凍したこんにゃくを解凍すると食感が変わり、肉を使った料理に使うこともできます。
冷凍保存期間は約1ヶ月です。
- 冷凍方法
- こんにゃくをスライス、または手でちぎります。スライスの時は約5mm、手でちぎる時は約2cm角にすると表面に凹凸ができて、味が染み込みやすくなります。
- こんにゃくを冷凍用食品保存袋に平らに入れます。
- 空気を抜くようにして冷凍用食品保存袋の口を閉じてから冷凍庫へ入れます。
- 解凍方法
- ボウルに水を入れます。
- 冷凍こんにゃくは冷凍用食品保存袋に入ったままの状態でボウルに入れ、約1時間置きます。
- 急ぎの場合は、ボウルにお湯を入れ冷凍こんにゃくを冷凍用食品保存袋に入ったままの状態で入れ、約15分置きます。
- 解凍したこんにゃくを手でギュッと握り、水分を抜きます。
- 冷凍こんにゃくを使ったレシピ
【唐揚げ】
ちぎって冷凍したこんにゃくを使います。
- ニンニク(小さじ1)・ショウガ(小さじ1)をすりおろします。
- ボウルにすりおろしたニンニク・ショウガ・醤油(大さじ1)・解凍したこんにゃく(1/2枚)を入れ、混ぜ合わせてから約10分置きます。
- 片栗粉(適量)を加えて混ぜ合わせます。
- 180度の油(適量)に片栗粉をつけたこんにゃくを入れます。
- 表面がキツネ色になったら取り出し、油を切ったら完成です。
【生姜焼き】
スライスして冷凍したこんにゃくを使います。
- 玉ねぎ(1/4個)は1cm幅のくし形に切ります。
- ショウガ(小さじ1)をすりおろします。
- ボウルに醤油(大さじ1/2)・酒(大さじ1/2)・すりおろしたショウガ・解凍したこんにゃくを入れ、混ぜ合わせてから約10分置きます。
- フライパンでサラダ油(適量)を熱してから、玉ねぎを入れて炒めます。
- 玉ねぎがしんなりとしてきたら、こんにゃくを1枚ずつ加えて両面に焼き色が付くまで焼きます。
- ボウルに残った汁を加え、汁気がなくなるまで炒めたら完成です。
こんにゃくが腐ると?見分け方は さいごに
こんにゃくは空気に触れてしまうと傷むスピードが速くなってしまいます。
一緒に入っていたアルカリ水に浸けておけば約1ヶ月は保存することができます。
しかし、保存状態が悪いと腐ってしまうことがあるので、こんにゃくの状態をよく観察してから料理に使うようにしましょう。