秋になると私たちの目を楽しませてくれる紅葉。
朝の最低気温が8度前後、日が短くなってくると緑から黄色や赤に色づいてきます。
この時期、色鮮やかに染まった紅葉を見に出かけてみるのもいいですね。
愛知県豊田市足助町の秋の風物詩・香嵐渓は紅葉の名所となっています。
目次
愛知県で紅葉を楽しむなら香嵐渓!香嵐渓とは?
香嵐渓とは、愛知県豊田市足助町にある矢作川支流巴川がつくる渓谷で、愛知高原国定公園の一角にあたります。
1634年、足助にある香積寺の三栄和尚が巴川から香積寺境内までの参道に、
スギ・カエデ・モミジを植えたのが始まりと言われています。
大正末期から昭和初期にかけて地元住民のボランティアによって数多くのモミジが植えられまし。
イロハモミジ・オオモミジなど11種類の木が約4,000本植え、散策道を作り紅葉の名所として整備したそうです。
香嵐渓の由来
1930年、住職と町長が大阪毎日新聞社社長来町時に命名を求め、
「飯盛山からの薫風(くんぷう:若葉の香りを漂わせて吹く初夏の風)は、香積寺参道の青楓を透して巴川を渡り、香ぐわしいまでの山気を運んでくる。山気とは、すなわち嵐気也」
という言葉にあった「香」と「嵐」で香嵐渓(こうらんけい)と名付けられたそうです。
香嵐渓もみじまつり
例年11月1日から30日までの日程で、JAZZや和太鼓の演奏、お茶会、伝統芸能の猿回し、夜には飯盛山のライトアップなどが開催されています。
香嵐渓でデートするならおすすめ紅葉スポットはここ!
待月橋
香嵐渓のシンボル的存在となっている朱色の橋で全長43mあり、フォトスポットとしても有名です。
飯盛山側の岸には、緑・黄緑・黄・橙・赤の5色のグラデーションが楽しめる
「五色もみじ」が楽しめます。
そして、宮町駐車場付近から待月橋までには屋台やお土産屋さんが立ち並びます。
紅葉をながめながら屋台巡りも楽しいかもしれませんね。
紅葉のトンネル
香積寺までの参道は背の高いもみじで覆われていて、まるでトンネルをくぐっているような感じになります。
午後の西日がもみじの葉に当たると、透けたように見え辺り一面が赤く染まります。
巴橋
渓谷の入り口にある橋です。
待月橋と並ぶ人気のあるフォトスポットで、飯盛山の全景を見ることができます。
昼間だけでなく、夜のライトアップも楽しめる場所となっています。
香積寺
1427年、足助氏の居館跡に創建された曹洞宗のお寺です。
もみじや杉が生い茂り、もみじの開祖である三栄和尚が植えたとされる杉が、2本残っているそうです。
山門の中央から見える景色がおすすめです。
香嵐橋
香嵐渓東側にある赤い吊橋です。
朝日が良く当たる場所で光に照らされたもみじまつりが色鮮やかに巴川の水面に映ります。
☆場所については足助観光協会の紅葉みどころマップがあります。
参考にしてください。
愛知県では1番の、全国でも上位に入る紅葉の名所です。
どこから撮ってもインスタ映えする一枚になること間違いなしです
混雑は避けられませんが、それでも楽しいデートになるといいですね♪
香嵐渓の混雑を避けるベストな時間と駐車場
もみじまつり開催期間や見頃となる11月中旬から下旬の平日夕方・土日祝日は非常に渋滞・混雑します。
香嵐渓へのアクセス
【車の場合】
東海環状自動車道・豊田勘八ICで下車、国道153号を飯田方面へ13キロ
または、
猿投グリーンロード力石ICで下車、国道153号を飯田方面へ9キロ
【公共交通機関の場合】
名鉄名古屋本線・東岡崎駅から、足助行きバスに乗車し香嵐渓バス停で下車
名鉄豊田線・浄水駅から、とよたおいでんバス百年草行きに乗車し
香嵐渓バス停で下車
名鉄三河線・豊田市駅から、名鉄バス足助行きに乗車し香嵐渓バス停で下車
愛知環状鉄道『八草駅』から、香嵐渓行き直行バスに乗車(11/11~30日まで)
渋滞する時間帯
香嵐渓へ向かう国道153号は9時以降になると慢性的な渋滞になり、
ピーク時になると7時頃でも渋滞になります。
渋滞を避けるには?
平日は8時まで、土日祝日は7時までに駐車場に入れるように、
早朝に出発するといいでしょう。
早朝出発が難しい場合は、夜のライトアップに見に行けるように日没到着も方法の1つです。
また、普段は売店も屋台もたくさん店を出していますが、この時間には開いていません。
途中のコンビニなどで朝食の準備やトイレを済ませておくのがいいですね。
駐車場について
香嵐渓付近の駐車場料金は一律1,000円となっていて、1日駐車することができます。
もみじまつり開催期間中は足助小学校(200台)・足助中学校(50台)・足助グラウンド(400台)が臨時駐車場になります。
ただし、雨でグラウンドの状態が良くない時は使えない場合があるので注意してください。
【主な駐車場と駐車可能台数】
宮町駐車場(200台)
豊田市役所足助支所(120台)
西町第1駐車場(30台)
西町第2駐車場(70台)
香嵐渓の紅葉 まとめ
香嵐渓はもみじだけでなく、周辺の歴史散策も楽しむことができます。
朝早く出かけてのんびり1日かけて過ごしてみてはいかがでしょうか。