味噌汁や鍋の具材、薬味をのせた冷や奴が豆腐の定番的な使い方ですが、他にもいろんな豆腐料理があります。
豆腐の定番料理にはどんなものがあるのでしょう。
定番の揚げ出し豆腐のおいしい作り方や基本の炒り豆腐の作り方など、豆腐料理の定番についてご紹介します。
目次
豆腐料理の定番はこんなにある?!
味噌汁や湯豆腐、冷や奴以外の豆腐を使った定番料理には、どんなものがあるのでしょうか。
麻婆豆腐
挽肉・赤唐辛子・花椒(ホアジャオ)・豆板醤(トウバンジャン)などを炒め、鶏ガラスープを入れ沸騰させてから豆腐を入れて煮た四川料理です。
辛い豆腐料理ですが1952年、陳建民が日本人の口に合うように辛さを控えめにしたことで広まったそうです。
白和え(しらあえ)
水気を切った豆腐を裏ごしにしてから白味噌や醤油・酒・砂糖などで味をつけ、コンニャクや季節の野菜・山菜などを和えた料理です。
なめらかな舌触りが楽しむことができます。
豆腐ハンバーグ
挽肉・玉ねぎ・水気を切った豆腐を混ぜて形を整えてから焼いた料理です。
通常のハンバーグよりも、ふんわりとした食感がありカロリーも低いのでヘルシー料理として人気があります。
豆腐ステーキ
豆腐に片栗粉をまぶしバターで焼いた料理で、高松ワシントンホテルチェーン総料理長の斎藤進氏が考案しました。
和風や洋風・中華などのソースとの相性がいいので、様々な豆腐ステーキを味わうことができますよ。
肉豆腐
牛肉と豆腐・ネギを煮た京都府の郷土料理で、ご飯のおかずだけでなく、お酒のつまみにもできます。
豆腐チャンプルー
島豆腐と野菜を炒めた沖縄県の郷土料理で、ゴーヤーと島豆腐を炒めたゴーヤーチャンプルーやモヤシと島豆腐を炒めたマーミナーチャンプルーなどがあります。
湯豆腐
鍋に昆布を敷き、水と豆腐を入れて煮るシンプルな料理で、醤油やポン酢などのつけ汁につけて食べます。
京都府の名物料理として有名です。
あんかけ豆腐
豆腐を昆布で取ったダシ汁のなかで温めてから、水で溶いた片栗粉とダシ汁・醤油などでつくったあんをかけた料理です。
美味しい揚げだし豆腐のレシピ
揚げ出し豆腐とは水気を切った豆腐に衣をつけて揚げ、ダシ汁や醤油で味をつけたつゆをかけた豆腐の定番料理です。
揚げ出し豆腐の作り方と美味しく作るポイントを紹介します。
【作り方】(2人分)
- 豆腐(300g)を6等分に切りパッドに並べてから、全ての面に塩をかけ約15分おきます。
- 大根(適量)はすりおろし、小ネギは(適量)小口切りにします。
- 鍋に水(150ml)・顆粒だし(小さじ1/3)・みりん(大さじ2)・醤油(大さじ2)を入れ煮立たせつゆを作ります。
- 塩をかけておいた豆腐の水気を拭き取り、片栗粉(適量)をまぶします。
- 180度の油で表面がカリッとするまで木綿豆腐を揚げ、器に盛り付けます。
- つゆをかけたら完成です。
【ポイント】
豆腐の水気はしっかりと切る
豆腐に水分が残っていると、揚げるときに油はねを起こす可能性があります。
豆腐は小さめに切る
大きく切ってしまうと、揚げた衣のカリッとした食感が楽しめません。
衣は揚げる直前
豆腐に衣をつけたままにしておくと、水分が出てベタついてしまいます。
基本の炒り豆腐の作り方 これだけで満腹
炒り豆腐とは野菜と一緒に豆腐を炒めた定番メニューです。
お好みによってひき肉を入れるなど自分好みにアレンジすることができます。
基本レシピを紹介します。
【作り方】(4人分)
- 豆腐(1丁)は半分の厚さに切ってから、水気を取ります。
- ニンジン(50g)は千切り、干し椎茸(1枚)は軸を取ってからみじん切り、卵(1個)はボウルに割り入れ溶きほぐします。
- 水気を切った豆腐は手でちぎっておきます。
- フライパンで油を熱してから、豆腐・ニンジン・干し椎茸を入れて中火で炒めます。
- ニンジンがしんなりとしてきたら、酒(大さじ2)・砂糖(小さじ2)・醤油(大さじ2)を入れて混ぜ合わせます。
- 溶き卵を注ぎ入れ、そぼろ状になったら完成です。
【ポイント】
干し椎茸は戻さない
炒めていると水分を吸って自然に戻るので、水で戻さなくてもいいです。
ただし、固い状態なので包丁で切るときは注意してください。
手早く炒め合わせる
調味料を入れたら味にムラが出ないように手早く炒め合わせます。
豆腐の定番料理 さいごに
豆腐は味がシンプルなので、いろんな味付けで楽しむことができる食材です。
他の料理のレシピを参考にしながら、オリジナルの豆腐料理を考えてみるのも面白そうですね。
いろんな豆腐料理に挑戦してみてはいかがでしょうか。
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