山梨県の甲府に行く機会があり、ぷらぷらと見て回り、甲斐武田神社に行ってきました。
ここは、風林火山の甲斐の虎、武田信玄公を祀っているところ。
普段神社って、なんらかの理由があっていくわけで、たいていはお参りして終わり。
今回は少しじっくりと境内をいろいろ歩き回ってきました。
武田神社アクセスと駐車場
車で行ったので、とりあえず神社に隣接する参拝者用駐車場に行ってみました。
武田神社を正面にみて、向かって右に曲がり道なりに行くと大手門があり、そこから入ると駐車スペースがあります。
丁度帰る車があったりして、なんとか無事駐車。
ちなみに交通機関を利用する場合は
JR甲府駅(北口)よりバス利用で約8分。
山梨交通「武田神社」行、又は、「積翠寺」行で行けます。
JR甲府駅への所要時間はJR新宿駅より特急あずさで約1時間半特急かいじで約1時間45分です。
甲斐武田神社
武田神社は戦国時代の名将武田信玄公を御祭神としてお祀りしている神社で、武田信玄が寝起きをした躑躅ケ崎館跡にあります。
武田信玄は21歳の時に国主となり武将としてだけでなく、領民に負担を求めない優しい領主、また商業・農業の発展、そして信玄堤に見られるような治水工事などの実績も多く、甲斐の人々には深く愛されていたようで、現在でも郷土の英雄として誇りとされています。
ご利益は「勝運」。
勝負事に限らず「人生そのものに勝つ」「自分自身に勝つ」というご利益もあり、参拝客が絶えず、外国人観光客も多いようです。
駐車場から拝殿に向かいます。
平日でも人がたくさん!
参道をはさんだ向こう側に手水舎があり、
そこで手を洗いお参り。
宝物殿
武田神社・拝殿の右奥には「宝物殿」があります。
武田二十四将図や旗、武田家に伝わる鎧や太刀・扇などが展示されています。
なかでも「吉岡一文字」の太刀は、国の重要文化財に指定されています。(有料拝観)中は撮影禁止です。
宝物殿の入口になぜか獅子舞のおみくじが・・・
菱和殿(りょうわでん)
拝殿の左には菱和殿があります。
菱和殿は武田神社の祈願所?
お宮参り、車のお祓い、厄除け、商売繁昌、家内安全、必勝祈願等のご祈願など(所要時間15分程度)
菱和殿は木造の本格的社寺工法で建築され、天井には山梨県内で見られる、草木禽獣やキノコを描いた天井画120枚が奉納されています。
名水・姫の井戸と水琴窟
武田神社の拝殿の左脇の方に行くとパワースポット「姫の井戸」があります。
武田信玄の娘が生まれた際に、産湯として使用したとされる古井戸で、現在は御神水が絶えず流れていて、地球からのパワースポットなのだそうです。
その場で、お水を頂いて運気アップすることができるということで、神符授与所にて武田菱の入ったペットボトルを購入して、持ち帰る事もできます。
すぐ近くには武田水琴窟もあります。
水琴窟の竹筒に耳をあてるとキーン?というような音が聞こえます。
琴の音には思えないけど、なんだか不思議な音です。
甲陽武能殿(こうようぶのうでん)
水琴屈の側には甲陽武能殿があります。
「甲陽」の意は甲斐の国の輝く様を表していて、甲斐武田氏の軍学書「甲陽軍艦」より引用。
武能とは、武田氏の「武」であり能楽の「舞」と同じ音につながり、古来より武芸を嗜む者は同時に舞をも嗜み、その拍子を己の武芸に取り入れたと伝えられています。
能楽を始め神楽また演武といった芸能が未来永刧演じられる事を願い命名されたとのことです。
甲陽武能殿を少し入口よりにいったところに榎天神というのがあります。
立派な木にしめ縄が。
御神木のようです。
そばに小さな祠があります。
説明がみつからなかったので詳しいことは不明。
水琴屈の少し先まで行くと趣のあるトイレ?が。
その先に広がる道はどうやら「お屋形様の散歩道」らしいです。
少しだけ歩いてみましたが・・・
どのくらい続くのかわからないので後の時間もあるので断念。
武田神社には車の祓所の方から入ったため、参道も歩いていなかったので、
一度参道から表に出てみました。
参道の石段を降り神橋を渡ったところで振り向くと、これから参拝するような気分になりました(^^;
武田神社の前にかぶとやという土産物店があります。
歩き回ったので少しそこで休憩。
ソフトクリームなんぞ食べました。
土産で有名な信玄餅をソフトクリームにしたようです。
道々大手門東史跡公園など眺めながら車まで歩いて戻り武田神社を後にしました。
甲斐武田神社 さいごに
「人は城、人は石垣、人は堀。情けは味方、仇は敵なり」
と残した名言。
歴史にはうといのだけど、武田信玄とはどんな人物だったのだろう、その時代どんな生活をしていたのかな・・・などと考えながら散策してみるのもたまにはいいもんです。