おもてなし料理や丼の具材などで使われるローストビーフ。
ローストビーフを湯煎で手軽に作れる方法があります。
しかし湯煎でローストビーフを作ってみたけど肉が生焼けになってしまったなんてこともありますね。
そんな時の対処法や失敗の原因のひとつになる湯煎の温度。
そして他の簡単な炊飯器を使ったたローストビーフレシピもご紹介します。
ローストビーフを湯煎で作って失敗した時の対処は?
湯煎で作ったローストビーフ、簡単にできるはずがが生焼けになってしまった・・・ガッカリですよね。
でも、そんな失敗した場合の対処法もあるんです。
失敗した時には試してみてくださいね。
再湯煎
1. ローストビーフをラップで二重に包み密封できる食品保存袋に入れます。
2. 鍋に水を入れて沸かし、沸騰したら火を止めます。
3. ローストビーフが入っている袋全体が湯に浸かるように入れて湯煎をします。
袋が浮いてしまう場合は、お皿を入れて重しにしましょう。
4. 中心部が少し赤い場合はフタをして約5分。
生焼け部分が広い場合はフタをして約20分置いてから。
フタを外し約5分置きます。
5. 湯煎が終わったら袋を取り出し、冷めるまで放置しておきます。
フライパン
1. フライパンを熱してからローストビーフを入れます。
2. フタをして弱めの中火で約10分蒸し焼きにします。
【ローストビーフが生焼けになってしまう原因について】
湯煎で作ったローストビーフが生焼けになってしまう原因は主に2つあります。
・牛肉を常温に戻していなかった
冷蔵庫から出したばかりの状態で調理に取りかかると、火の通りが悪く中心部が生焼けになってしまいます。
冷蔵庫から出して約1~2時間で常温に戻ります。
牛肉の塊を触ってみて冷たくなければ大丈夫です。
・余熱時間が足りない
湯煎してから肉を休ませることで火がゆっくりと中心部までに通るので、余熱時間が足りないと生焼けになります。
湯煎が終わってお湯から取り出した袋が冷めるまで置いておきましょう。
ローストビーフの湯煎は温度がキモ!
湯煎でローストビーフを作るときは温度が重要となってきます。
柔らかいローストビーフにするためには、牛肉の温度を20度にしておく必要があります。
冷蔵庫から出した時の温度は約4度となっているので、調理に取りかかる前に冷蔵庫から出して牛肉の温度を常温に戻しておきましょう。
またお湯の温度を60度で維持しておくと、肉に含まれているタンパク質が固くなることはありません。
たっぷりのお湯を大きめの鍋に入れておくと、温度の変動が少なくなりますよ。
湯煎後の牛肉の内部では肉汁が暴れているので、力を加えると肉汁が出てしまいます。
湯煎した時間と同じくらいに冷ませて温度を下げることで、肉汁が落ち着き牛肉の内部に旨味が染み込みますよ。
ローストビーフは、大きな牛肉の塊をオーブンで焼いてアルミホイルで包んで数時間置いたら出来上がります。
でも、なるべく簡単に作ってみたいと思うのは人の常(^^;)
簡単と思い、やってみたら上手くできなかった・・そんな経験はあると思います。
めげずにいろいろ挑戦してみましょう。
湯煎も簡単ですが、炊飯器で簡単に作ることもできます。
ローストビーフを炊飯器で作る失敗しないコツ
炊飯器の保温機能を使ってローストビーフを簡単に作ることができます。
作り方と失敗しないコツを紹介します。
【作り方】
1. 牛肉の塊(400g)を常温に戻しておきます。
2. 塩コショウ(適量)をしてから、フライパンで焼き目を付けます。
3. 牛肉の塊をアルミホイルで包み、さらにラップで包みます。
4. 密封できる食品保存袋に入れて、空気を抜きます。
5. 炊飯器に袋を入れてから60度のお湯を被るまで注ぎ皿で重しをしてから、保温スイッチを押して約45分放置します。
6. 時間がきたら袋を取り出し、常温で冷ましたら完成です。
【失敗しないコツ】
・牛肉を常温に戻す
調理を始める約1時間前に牛肉を冷蔵庫から出して常温に戻しておくことで焼きムラを防ぐことができます。
・しっかりと空気を抜く
袋の中に空気が残っていると熱湯の中で膨らみ、熱の伝わり方にムラが出来てしまいます。端から手で押さえて空気を抜きます。まだ袋の中に空気が残っている場合は、ストローで吸い出すようにしましょう。
ローストビーフ まとめ
ローストビーフは中心部まで火が通っていることが成功のポイントとなります。
スライスする前に中心温度計を使って50~55度になっていることを確認しましょう。
中心温度計がない時は、金串をローストビーフの中心部に突き刺してから中心部に戻し10秒待ってから引き抜き唇で確認します。
ロゼの場合なら温かく、生の場合は冷たく感じます。