ガラス窓や壁などに貼ったセロハンテープ、劣化したセロハンテープが剥がれない!そして小さい子供がいると、思わぬところに・・
そんな経験ありますよね。
セロハンテープは貼り付ける・封をする・破れた紙や本の補修・工作などに使える便利なアイテム、つい気軽に使ってしまいます。
なので困らないようセロハンテープの剥がし方をまとめました。
目次
セロハンテープの剥がし方は?跡が残らない方法とは
セロハンテープがくっつくのは、セロファンの片面についている接着剤が壁などの面と貼り付けたもの間を埋めてくれるからですね。
セロハンテープの跡が残らない方法は、セロハンテープの端を指で摘まみ、ゆっくりと引っ張っていくと跡が残らずキレイにセロハンテープを剥がすことができます。
でも紙に貼った場合は、剥がすときに紙の表面がセロハンテープの接着剤と一緒に剥がれたり、破れたりすることがあります。
・包装紙やラッピングのテープの場合は、ドライヤーの熱風を当てから剥がしていきます。
接着剤の温度が上がると接着力が弱くなり剥がしやすくなります。
・キーボードの鍵盤にセロテープの跡が!
そんな時はマニキュアの除光液や灯油、アルコール等をティッシュやキッチンペーパーに染み込ませて拭きます。溶けるように落ちます。
ただし、つけるのはほんの少し。
量に気をつけます。
液体だと、鍵盤の隙間に入って故障するリスクもあります。
目立たないところで試してみてからにします。
または、カミソリの刃で削ぎ落とすか専用の工具(スクレーパー)で削ります。
・ガラスに残ったセロテープの取り方は、お酢をコットンに浸して、シールに当てて湿布します。
暫らくして浸透したころに、シールを剥がします
(ラップで覆って、湿布時間が長い程効果が高まります、15~30分位)
ベタ付きが残っていれば、当てていたコットンで拭き取ります。
頑固に付いてる場合は、除光液か灯油を浸けたコットンを湿布して同様の方法で。
ホームセンターなどで売っているクレ5-56は、浸透力が強くキッチンペーパーなどに浸してガラスに貼り付け、時間を置いてからスクレーパーなどで擦り取ると効果が有ります。
劣化 した テープのはがし方
長い間貼ってあったセロハンテープは、熱や紫外線などの影響で接着剤が劣化してベトベトになってしまいます。
劣化したセロハンテープは、包装紙・ラッピングのテープを剥がすときと同じようにドライヤーの熱風を当てるとキレイに剥がすことができます。
セロハンテープの剥がし方がいくつかあるので紹介します。
台所用洗剤
界面活性剤の働きによって接着部に隙間を作ってくれるので、剥がしやすくなりますよ。
1. セロハンテープの表面にカッターナイフで数本切れ目を入れます。
2. 台所用洗剤を塗り、ラップをかけて約10分置きます。
3. ラップを取ってヘラで剥がしていきます。
4. 剥がした部分を拭き取ります。
セスキ炭酸ソーダ
洗剤として高い洗浄力があり、手荒れの心配が少ないです。
1. スプレーボトルに水500mlにセスキ炭酸ソーダ小さじ1を入れて混ぜ合わせます。
2. セロハンテープに吹き付けて、ラップをかけて約30分置きます。
3. ラップを取って、セロハンテープを剥がしていきます。
4. 剥がした部分を濡らしたタオルで強めに擦り取ります。
酢
酸の働きによって接着剤を溶かしてくれます。
ただしフローリングなどワックスがかかっている場所の場合は取れてしまう可能性があるので注意してください。
1. キッチンペーパーに酢を染み込ませて、セロハンテープの表面に塗ります。
2. ラップをかけて約10分放置します。
3. ラップを取ってヘラで剥がしていきます。
4. 剥がした部分を拭き取ります。
セロテープ剥がした跡の消し方
セロハンテープを剥がせても接着剤が残ってベタベタになってしまうことがあります。
身近にあるものでセロハンテープの跡を消す方法を紹介します。
住宅用洗剤
界面活性剤とアルカリ剤の働きによって汚れを分解して取り除くことができますよ。
1. セロハンテープの粘着剤が残った部分に住宅用洗剤を吹き付け、しばらく置きます。
2. スポンジで軽く擦りながら拭き取ります。
セロハンテープ・布ガムテープ
セロハンテープまたは布ガムテープの粘着面を使って残った粘着剤を取ります。
1. 適当な長さでセロハンテープを切り、粘着面が外側になるように輪を作ります。
2. 粘着剤が残っている部分に数回貼り付けて取っていきます。
消しゴム
摩擦と消しカスによって粘着力が弱まっていきます。
- セロハンテープの粘着剤が残った部分を消しゴムで擦っていきます。
ハンドクリーム
油分によって粘着力が弱くなります。
1. セロハンテープの粘着剤が残った部分にハンドクリームを塗り、しばらく置きます。
2. 円を描くように汚れを拭き取ります。
セロテープとセロハンテープ
貼り付ける・封をする・補修などに使うことができるセロハンテープは、セロファンの片面に接着剤を塗り帯状にしたもので、1930年アメリカ合衆国で開発されました。
日本で開発が始まったのは1947年。
日本を占領していたGHQからの依頼で絆創膏をはじめとする医療用粘着テープで高い実績を持っていた歌橋製薬所(現在のニチバン株式会社)が開発を始めました。
1948年1月にGHQに納品し、製品の高品質に将校たちが驚いたそうです。
その後改良を重ね6月にセロテープという名前で日本国内での販売が始まりました。
セロテープは商標登録されています。
なのでニチバン株式会社以外のメーカーはセロハンテープと呼んでいます。
ここではセロテープもセロハンテープも特に区別せずに使っています(^^;)
セロハンテープの剥がし方 さいごに
シールはがし剤を使えば簡単にセロハンテープをキレイに剥がすことができますが、身近なものでもシールはがし剤の代用になるので試してみてくださいね。
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