富士山に登りたい、って考えた時。
登山経験のない方や初心者は少し心配になるかも。
富士登山は、経験した人は人生観変わるということもききます。
一度は登ってみたいですよね(^^)
登山初心者だからってあまり過度な心配はいらないです。
でも全く何にも考えないで行くのはちょっと心配ですね。
登る為にはどんな準備が必要なのでしょう?
初心者が富士登山をするのに必要な事まとめてみました。
富士山の登山は初心者でも登れる
登山は、富士山だけに限ったことじゃないけど慣れが大切です。
少しずつ、山の高さに慣れながら前に進めば大丈夫。
登山には必ず存在するものがありますね?
標高です。
山の高さのこと。
空気は上に行けば行くほど濃度が変わります。
標高が高くなると酸素の濃度がちょっとだけ薄くなります。
でも人は平地で生活しているので、平地の酸素濃度に慣れています。
濃度が薄くなると、身体に入る酸素量が薄くなるわけですね。
ほんの少しでも薄くなると体調に変化が出たりもします。
脳に送られる酸素の量が減れば、ボーっとなります。
筋肉や内臓も同じように機能が少し弱くなってしまいます。
無理してオーバーペースで進むと、登山初心者は身体が慣れなくて辛くなります。
5合目までは車で行くことができます。
日帰りでも登ることはできますが、できれば1泊するくらいの余裕をもって行った方がよいです。
登りは体が徐々に慣れるように、ペースをつかみながら進みます。
富士登山をする人は多いので、同じように登山する人の後に続いてゆっくり登るのがいいですね。
道ができているので迷う事もありません。
安全に登るためには、オーバーペースにならないよう標高に慣れながら進むといいです。
7月~9月が富士登山の時期になりますが、週末は混むことも多く、自分のペースで登るというのが難しいこともあります。
初めての場合はできれば、平日の混まない時がよいかもしれません。
ついつい周りのペースで進んで、いつの間にかオーバーペースになり途中で挫折するという人もいます。
ちょっとずつ休みながら無理をしないで進む、そんな配慮だけでも充分頂上まで登れます。
私が初めて富士山に登った時は、これらのことを全くできなかったためにひどい目にあいました。
5合目まで車で行き、一緒に行った人のハイペースに合わせてしまって、かなりオーバーペースで登ってしまったことです。
日帰りで簡単に行けると甘くみてしまったのも原因ですね。
9合目でダウンです。
いわゆる高山病ですね。
頭はガンガンするし、嘔吐もひどくて、もう吐くものもなくなっても胃液を吐きつづけて、それ以上登ることも降りることもできなくなってしまいました。
山小屋で酸素を買い、横目にみんなが登頂するのを眺めて終わりました。
一晩山小屋に泊まり、山頂にいくこともできずに、フラフラしながら翌朝下山した苦い経験があります。
誰でも登れるのですが、甘くみてはいけないです。
これだけはおさえておこう!富士山の登山に要るもの
富士山に何を持って行けばいいのでしょうか?
足にあった靴は必需品。
トレッキングシューズでも大丈夫。
登山の基本は汗の処理と、荷物の軽量化ですね。
富士山は標高が高いので、天候の変化も結構早いです。
日差しが出ていると暑いですが、雲がかかればすぐ冷えます。
それに雨や雪も降る可能性がありますね。
だから防寒着と雨具は絶対に必要。
あまり厚手だと汗をかいて体温が奪われるから薄手の風を通さないものがおすすめ。
すぐに脱ぎ着できるようなタイプにした方が、手間がかからなくていいです。
着替えもあった方がよいですね。
汗をかいて、そのまま冷えると大変です。
あと、速乾性の高い素材を選ぶのも大事ですね。
汗で濡れた衣類は体温も体力も奪いますから。
それから手袋やネックウォーマーがあると、寒くなっても心配ないですね。
時間帯によっては日差しがきつくなることもあるので帽子はあった方がよいです。
水は必ずもって行きます。
富士山に水場はありません。
熱中症の予防にもこまめに水は補給しながら登ります。
そして、補助食も必要です。
普段甘いものを食べない場合でもチョコとかタブレットは携帯しましょう。
登山の途中でエネルギーになるものはこまめに補給した方が良いです。
あまり考えたくないけど、万が一のときにもあった方が良いですよね。
小銭も用意しておきましょう。
山小屋などでトイレを使う時に必要になります。
カード類はほとんど使えないと思っていた方がよいです。
初心者が富士登山で注意すること
山に登る前に、特に初心者が過信することがあります。
体調管理です。
緊張して前の日に寝れないこともあるかもしれないですね。
また、ちょっとお酒飲み過ぎたとか。
ちょっとの体調不良でも、山の上では命取りになることもあります。
せめて登山の数日くらい前から体調管理はしておいた方が良いです。
富士山は標高が高いので、ちょっとの疲れも登山に影響してきます。
なるべく体調を整えておくようにしましょう。
それから、登る時も降りるときも、前の人が歩いたところを歩くようにします。
足場が崩れると、落石の原因になります。
後から登ってくる人が危険な目にあうこともあります。
人が踏みしめた登山道ならその心配はないので、同じ道を行く方が安全です。
何気ないことでも、ちょっと配慮するだけで違ってきます。
本格的な登山に比べて、富士山の場合は気軽に行けるという雰囲気があります。
でも3000m級の山なのだということを忘れないように。
中には観光気分でハイヒールなんて輩もいますが・・
富士山でご来光をみるには
富士登山の醍醐味のひとつにご来光をみるというのもあります。
不思議なもので富士山のご来光を見ると涙がでてきます。
なんだか体や心の悪いものが浄化されるような気分になるのかも。
暖かくて、優しさに満ちた光で、ほんと、登って良かったと思いますよ。
漆黒の夜に出発して、そこから空が白々と明けてくる・・
その夜明けの景色がまたすばらしいです。
富士山のご来光をみたいという場合は、登山が初めてだったらまずはツアーに参加してみましょう。
たいていのツアーは5合目までバスで送迎してくれます。
それにガイドがいてくれるから安心です。
登山が久し振りだったり、初めてという人はガイドがサポートしてくれます。
特に富士山は標高が高い山なので、安全に登るためにはガイドのサポートは必要。
実際登山は絶対安全とは言えないです。
年間に何人も登山中に事故でケガをしたり、命の危険も起きたりします。
ガイドには必ず体調の変化を相談することです。
体力に合わせて登ってくれます。
持ち物は先に書いたのと同じですが、ご来光をみにゆくなら他にもいるものがあります。
サングラス ご来光を裸眼でみるのは少し危険。
目をやられないためにも視界をクリアにしてくれる性能のよいものを準備した方がよいですね。
また、ヘッドランプも必要になります。
夜登ることになるので、灯りが必要になることも。
懐中電灯など、手に持つタイプは歩いている時に手がふさがることになるので。
出発は深夜になると思いますので、防寒対策をしっかりします。
富士山のご来光は感動します。
そしてといもいい思い出になりますよ!
富士登山初心者 さいごに
富士算にかぎらず、登山も基本は楽しむことが大切です。
ご来光を見に行くのでも、昼間普通に登山するのでも、
晴れたときの富士山の景色はすばらしいです。
本当に美しくて感動します(^^)。
道中もまわりをみまわしてみましょう。
なかなかいいもんです。
また、空も普段ビルのすき間から見ているのと色が違います。
大きな自然の前におかれると、自分の存在がちっぽけだと改めて感じますよね。
毎日のこまごまとした悩みが馬鹿馬鹿しくなってくることも・・
ストレス発散にも良いです。
誰でも登れる山と過信しないで、ちゃんと準備をして、楽しく富士登山しましょう。