スーツを仕事着にしている社会人にとって、ネクタイは欠かすことのできないアイテムです。
一見綺麗に見えても、手あか・食べこぼし・汗など・・・ネクタイは結構汚れています。
毎日使うネクタイを清潔な状態で保つには、クリーニングに出すだけでなく、
自分で洗うこともできます。
ネクタイの洗濯方法を紹介します。
目次
自分で洗う前に確認すること
ネクタイの素材には、シルク・ポリエステル・ウール・コットンなどがあります。
素材によっては自分で洗えないネクタイがあるので、洗う前に確認する必要があります。
自分で洗えないネクタイとは
ネクタイの裏側には洗濯表示が付いています。
「洗濯禁止」または「ドライクリーニングオンリー」と書かれているもの、
素材がシルク100%、ちりめん・プリント・刺繍など特殊な柄が入っているものは、毛羽立つ・型崩れ・色落ちする可能性があるのでクリーニングに出しましょう。
色落ちチェック
洗ってみたら色落ちしてしまった!?
ということを防ぐためにチェックする必要があります。
【チェック方法】
1.ネクタイの裏側に洗濯洗剤の原液を少し垂らして約1分おきます。
2.白い布で軽く揉みながら拭き取り、色が付かなければ洗うことができます。
自宅でネクタイ洗濯!自分で洗う場合の洗い方
ネクタイは生地の断面に対して斜め45度に裁断されているので、
伸縮性が良く結び目が作りやすくなっています。
そのため伸びやすく型崩れしやすいので、洗濯機で洗うと型崩れしてしまいます。
また、洗濯機の圧力によってネクタイの中にある芯地がよれよれになってしまい元に戻しにくくなるので、ネクタイは手洗いしましょう。
ネクタイの洗い方
ネクタイを手洗いする方法を紹介します。
【用意するもの】
・おしゃれ着用中性洗剤
・洗面器
・バスタオル
・ハンガー
・スチームアイロン
【洗い方】
1. 洗面器に40℃のお湯を入れます。
温度の高いお湯を入れると生地を傷める可能性があるので、注意します。
2. おしゃれ着用中性洗剤20mlをお湯の中に入れて、しっかり溶かします。
その中にネクタイ全体が浸かるようにゆっくりと入れて、5分おきます。
3. 洗面器の中でネクタイをゆらゆらと汚れが落ちるまで振り洗いをします。
ネクタイは非常にデリケートなので、絶対に強くこする、または揉んで洗うことはしないでください。
4. 汚れが落ちたら水の中で振り洗いしながら洗剤をすすぎます。
5. バスタオルの上にネクタイをのせて形を整えてから挟み、優しく押しながら水気を取ります。
6. ハンガーにかけて、風通しが良く日の当たらない場所に約1日干します。
ネクタイは、水分を含むと一時的に膨らみますが、乾くと縮みます。
干すときにシワを伸ばしてしまうと、乾いたときにシワシワになって
しまいます。
シワを伸ばさずに干しましょう。
また、表面が乾いていても芯地が乾いていない場合もあるので、取り込むときに確認してください。
7. スチームアイロンの温度は150~160度または低温~中温に設定します。
ネクタイの裏側にハンカチなどであて布をします。
アイロンを1cmくらい浮かせた状態でスチームを当てながら、少しずつシワを伸ばしていきます。
裏面が終わったら表面を同じようにします。
ネクタイの種類や汚れ別の対処のしかた
ネクタイには様々な種類があります。
意外とみたことあるけど、名前は知らなかった、なんていうのもあると思います。
どんな種類があるのかみてみましょう。
ダービータイ
誰もが1本は持っている一般的なネクタイで、先端が三角形になっています。
英国貴族のダービー卿が競馬を楽しむときに付けていたそうです。
大剣の幅が7~9cmのものがビジネスシーンに合っています。
ニットタイ
編んで作られたネクタイで、シルク・コットン・ウールなど、
様々な素材が使われています。
カジュアルよりのネクタイなので、かっちりとしたスーツスタイルを求める職場では使えません。
ただし職場の雰囲気によっては黒・濃紺を使うことができる場合があります。
ボウタイ
蝶結び型のネクタイで蝶ネクタイとも呼ばれていて、
夜の礼装用としてパーティーなどで使われています。
先端の幅が7.6~8.9cmと大きいのがバタフライと呼ばれている伝統的なフォーマルスタイルです。
アスコットタイ
スカーフのような幅広いネクタイで蝉タイとも呼ばれています。
昼の礼装用としてフォーマルシーンで使われています。
クロスタイ
帯状の短い布を襟元で交差させて、合わせ目を飾りピンで留めるネクタイ。
蝶ネクタイを簡略化したもので略礼装で使われています。
ループタイ
装飾的な留め具のついた紐状のネクタイです。
ネックレス感覚で付けることができるので、
男性だけでなく女性にも人気があります。
☆ネクタイの汚れには、汗・皮脂、食べ物・飲み物による汚れがあります。
汚れの対象方法をまとめてみました。
ネクタイが汚れたときの応急処置
外出先でうっかりして、食べ物などでネクタイを汚してしまうことがありますよね。
早く汚れを落とそうと、ゴシゴシと拭いてしまうと生地を傷めるだけでなく、汚れが奥に入ってしまう恐れがあります。
ネクタイが汚れたときの応急処置を紹介します。
コーヒー・醤油・ビールなどの水性シミの場合
水で湿らせたハンカチまたはおしぼりで、シミを軽く叩きます。
汚れをハンカチまたはおしぼりに染み込ませてから自然乾燥させます。
チョコレート・ソース・カレーなどの油性シミの場合
生地に固形物が付いている場合は手でつまんで取り除きます。
乾いた布またはティッシュなどで軽く叩きます。
油分をその乾いた布またはティッシュに染み込ませます。
ネクタイの洗濯 さいごに
ジャケット・シャツ・ネクタイで作られるスーツスタイルのVゾーンは、相手に印象を与える重要な場所となります。
またネクタイは胸元を飾るアイテムでもありますね。
いつも綺麗にしておきたいのではないでしょうか。
3ヶ月に1回のペースで洗うと綺麗に保つことができ、良い印象を与えることができます。
あなたもネクタイを洗うことに挑戦してみてはいかがでしょうか。
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