鯵は握り寿司や刺身・フライ・塩焼きそれに干物など様々な料理で味わうことができる魚です。
1年中手に入ることができるので、旬がいつなのか?
と分からないことがありますね。
そんな鯵の旬は春から初夏であるといわれています。
おいしい鯵の選び方や栄養・効能を調べてみました。また定番の鰺の和食レシピなどを紹介します。
鯵の旬と選び方
鯵はアジ科の魚で日本近海では約50種類の鯵がいますが、市場で鯵といえばマアジのことをいいます。
他にはムロアジ・シマアジなどが鯵の代表的な種類としてあげられます。
味が良いことから「アジ」と呼ばれ、漢字では魚編に漢数字の参を組み合わせて鯵となります。
参は旧暦の3月頃という意味で鯵の脂がのって美味しくなってくることが語源といわれています。
旬
1年中食べることのできる鯵ですが、4~7月頃が旬といわれています。
大きさは小~中型ですが、脂のりが良いです。
選び方
新鮮で美味しい味を選ぶには、目・エラ・傷をチェックしましょう。
- 目
澄んでいて、目玉が盛り上がっています。
- エラ
キレイな紅色になっています。鮮度が落ちてくると、黒ずんだ紅色になります。
- 傷
身体やヒレに傷はありません。身体やヒレに傷があると雑菌が繁殖しやすくなるだけでなく、味が落ちています。
【切り身の場合】
表面にツヤがあり、全体に透明感があります。
パックに血水があると鮮度が落ちている可能性が高いので注意してください。
鯵を美味しく栄養と効能
- ビタミンB1
糖質をエネルギーに作り替える、疲労回復・脳と神経を正常に保つなどの働き・効能があります。水に溶けやすいため煮汁と一緒に食べられる料理にすると、逃さず取ることができます。
- カルシウム
骨や歯をつくる・筋肉を動かす・精神の興奮をおさえるなどの効能があります。ビタミンDと一緒にとると吸収が良くなります。
- タウリン
視力の回復・動脈硬化の予防・心疾患の予防などの効能があります。
- カリウム
身体の水分のバランスを保つ・血圧を正常に保つ・余分な塩分を排出してむくみを解消するなどの効能があります。
- エイコサペンタエン酸
n-3系脂肪酸の1種で、血栓や高血圧の予防に効能があります。
- ドコサヘキサエン酸
n-3系脂肪酸の1種で、認知症や動脈硬化の予防改善・脳の発達促進に効能があります。
- ナイアシン
幸せホルモンと呼ばれるセロトニンの減少を抑える働きがあり、うつや統合失調症などメンタルの不調に効能があるといわれています。
鯵の定番和食のレシピ
照り焼き(4人分)
- 醤油(大さじ4)・酒(大さじ4)・砂糖(大さじ3)・みりん(大さじ1)・ショウガ(適量)を混ぜてタレを作ります。
- 鯵(2匹)は3枚おろしにして、ぜいごを取り除きます。
- フライパンでサラダ油(適量)を熱してから、鯵の皮目を下にして焼きます。
- 焼き目がついたら、ひっくり返しフタをして蒸し焼きにします。
- 鯵に火が通ったらタレを加えて、絡めながらひと煮立ちさせたら完成です。
梅味噌ホイル焼き(2人分)
- 鯵(2匹)は3枚おろしにしてから、両面に塩(適量)を振り5分放置します。
- 鯵から出た水分をキッチンペーパーで拭き取ります。
- 玉ねぎ(1/2個)は薄切り、ミョウガ(1個)・大葉(2枚)はみじん切りにします。
- 梅干し(2個)の種を取ってから、包丁でたたきペース途上にします。
- 味噌(大さじ1)・みりん(大さじ1)を加えて梅味噌を作ります。
- アルミホイルに玉ねぎを敷き、鯵の皮目を上にしてのせてから酒(大さじ2)を振りかけます。
- 鯵に梅味噌を塗ってからアルミホイルの口を閉じます。
- 魚焼きグリルで7分焼きます。
- アルミホイルの口を開け、ミョウガ・大葉をのせたら完成です。
炊き込みご飯(3人分)
- ショウガ(1片)・ニンジン(1/3本)は千切り、油揚げ(1枚)は短冊切りにします。
- 鯵(1匹)は切り身にして酒(適量)・塩(適量)を振りかけます。
- 米(3合)を洗ってからフライパンに入れます。
- 醤油(大さじ3)・みりん(大さじ1)・酒(大さじ1)・顆粒だし(小さじ1)・ニンジン・油揚げを加えます。
- 鯵をのせてから強火でかけます。
- 沸騰したら弱火にして、フタをして15分加熱します。
- 水気がなくなったら、強火にして30秒加熱します。
- 火を止め、フタをしたまま20分蒸らします。
- 鯵をほぐし、刻みネギ(適量)を散らしたら完成です。
鰺の旬 栄養と効果とレシピ さいごに
鯵は1年中食べられますが、春~夏頃までが旬となっています。
旬の鯵は小さめですが脂がのっているので、是非旬の鰺を味わってみてください。