蚊取り線香は、蚊を寄せ付けない・駆除には効果があります。
しかし集合住宅では、他の人の迷惑なってしまう可能性があるので使うことは難しいです。
そこで、電気で蚊を寄せ付けない・駆除ができる電子蚊取りを使ってみてはいかがでしょうか。
電子蚊取りの仕組みや種類・効き目など、また効果を実感する方法などをご紹介します。
目次
電子蚊取りの仕組みはどうなっている?
電子蚊取りは1963年、フマキラーが商品化しました。
当初はマット方式でしたが、後に液体方式が開発され、1990年以降は液体方式が主流となっています。
現在では日本だけでなく、東南アジアをはじめとする蚊の多い世界各地でも使われています。
マット方式電子蚊取りの仕組み
蚊に効く成分であるピレスロイドを浸透させた繊維質のマットを電気発熱体の上に載せて加熱することでピレスロイドを揮散させます。
液体方式電子蚊取りの仕組み
ボトルに蚊に効く成分であるピレスロイドが含まれている液体と芯が入っていて、芯の上部が過熱することでピレスロイドを揮散させます。
UV光源誘引方式電子蚊取りの仕組み
UV(紫外線)ライトの光で蚊をおびき寄せて、捕まえる・駆除するという新しい仕組みとなっています。
吸い込んで捕まえるだけのタイプや内部に電気を流し駆除するタイプがあります。
薬剤を使わず紫外線の光だけで蚊を捕まえる・駆除ができるため、薬剤のニオイが苦手な人が安心して使うことができます。
いろいろある電子蚊取りの種類
電子蚊取りの種類には、主にマット方式・液体方式・UV光源誘引式の3つの仕組みと電源がコンセント・乾電池・USB充電の3つがあります。
仕組みの種類
- マット方式
薬剤を含んだマットを本体にセットし、電気の熱で薬剤が揮散するようになっています。
昔は蚊取り線香と同じくらいに使われていましたが、現在は少なくなってきています。
すぐに寄せ付けない・駆除する効果が発揮されますが、時間が経つにつれ効果が弱くなるというデメリットがあります。
- 液体方式
薬剤の入ったカートリッジを本体にセットし、電気の熱で薬剤が揮散するようになっています。
安全で効果が高い、安全で長時間使えるというメリットがあるため、現在の主流となっています。
中には天然成分だけを使ったアロマタイプもありますが、これは蚊を寄せ付けない効果しかないので、確認してから使うようにしましょう。
- UV光源誘引方式
紫外線の光で蚊をおびき寄せて、捕まえる・駆除する新しい電子蚊取りです。
吸い込んで捕まえるタイプや電気で駆除するタイプなどがあります。
薬剤が使われていないので、薬剤に敏感な人や小さな子どもがいても安全です。
しかし製品によって効果にばらつきがある・蚊以外の虫も引き寄せてしまう・中に溜まった虫を片付けなければいけないというデメリットがあります。
電源の種類
- コンセント
本体にある電源ケーブルをコンセントに繋ぐことで稼働させることができます。
1度コンセントに繋いでおけば停電以外で電源が切れる心配がないので長時間使うことができます。
コンセントがない場所では使えませんが、ポータブル電源があれば使えます。
- 乾電池
本体に乾電池をセットし稼働させます。
どこでも、長期間使えることができる製品が多いです。
使う場所を選ぶ必要がないので、電源の少ない玄関やベランダ・電源のない屋外などで使うことができます。
- USB充電
本体にバッテリーが内蔵されていて、USBポートに繋いで充電してから使います。
途中で充電が切れてしまっても、パソコンにあるUSBポートやモバイルバッテリーがあれば、充電ができます。
充電が切れるたびに充電する必要があるため、つけっぱなしで使うことには向いていません。
電子蚊取りの効き目と実感する方法
煙のように目には見えませんが、それぞれの特性にあったところで利用してみて今までとの違いを観察してみましょう。
蚊が減っているのを実感できます。
あまり効果を感じられなかったら、置く場所を変えてみたり電子蚊取りの方式を変えてみるといいかもしれません。
- マット方式
マットをセットし電源を入れたときから、すぐに効果を発揮します。
そのため、気密性が高い部屋での使用に適しています。
- 液体方式
電源が入っている間は熱によって薬剤を揮散させます。
部屋の隅々まで薬剤が届くだけでなく、窓を開けていても外から蚊の侵入を防いでくれます。
どこでも使える万能な電子蚊取りです。
コンセントがない部屋の場合は、USB充電型を使いましょう。
- UV光源誘引方式
紫外線を認識できるように、暗い場所で使いましょう。
また人や動物がいると、蚊はそちらにいってしまいます。
なので、人や動物がいない時間に玄関やベランダ・窓際・換気口周辺などに置いてください。
電子蚊取りの仕組み さいごに
電子蚊取りは、火を使わず蚊を寄せ付けない・駆除することができます。
使用目的によって電子蚊取りを使い分け、やっかいな蚊から身を守りましょう。