店頭でも冷凍食品などでもみかけるようになった小龍包。
見た目は焼売か小さな肉まんのようでもどちらかというと餃子のようなもの。
小籠包とは豚ひき肉の餡を小麦粉で作った薄い皮で包んで蒸した点心料理です。
小籠包が日本にはいつ入ってきたのでしょうか。気になる小籠包の歴史や食べ方などを調べてみました。
小龍包とは?簡単に説明すると
小籠包とは豚ひき肉の餡と煮こごりを小麦粉で作った薄い皮で包み、セイロで蒸した点心料理です。
大きさが直径約3センチと小さい・蒸し上げることで煮こごりが溶けてスープになるという特徴があります。
餡は定番の豚ひき肉だけでなく、カニ味噌やヘチマ入りなど様々な種類があり、中には抹茶を使ったスイーツのような餡もあります。
小龍包の歴史
1871年、中国の嘉定県南翔鎮(現在の上海市嘉定区南翔鎮)にある菓子店・古猗園の店主である黄明賢氏が南翔大肉饅頭として提供したのが小籠包の始まりであるといわれています。
南翔大肉饅頭が人気となったため、他の店でも真似するようになりました。
そこで簡単に真似できないように、具材を多くした・皮を薄くするなど改良した古猗園南翔小籠を提供し、人気料理となりました。
1920年頃、黄明賢氏の弟子・呉翔升氏が上海の点心料理店・長興樓(現在は南翔饅頭店に改名)で、小籠包を提供し人気メニューとなりました。
日本には1969年創業の中華料理店「新亜飯店」・芝大門店で提供したのが始まりといわれています。
小籠包の正しい?食べ方
小籠包は小さいので一口で食べられますが中に熱いスープが入っているため、口の中を火傷してしまうことがあります。
小籠包の正しい食べ方を紹介します。
小籠包の食べ方
- お好みで小籠包をタレにつけます。
- 小籠包の皮は薄いので破れないように、頭の部分をつまむようにしましょう。
- 小籠包をレンゲにのせます。
- 小籠包を箸でつまんで、そのまま口へ運ぶのはマナー違反となるので注意しましょう。
- 箸で小籠包の皮を破り、スープを飲みます。
- 小籠包の皮を破るときは、皮が集まっている部分を挟むようにしましょう。
- 小籠包にかじりついて、熱々のスープを飲むことはマナー違反となるので注意しましょう。
- スープを飲み干してから、お好みでショウガをのせて小籠包を食べます。
日本で食べられる小籠包の店
- 京鼎樓(じんでぃんろう)
2005年、恵比寿に日本第1号店としてオープンした台湾の小籠包専門店です。店内は誰でも気軽に入れ、女性1人でもくつろぐことができるようになっています。
本店の他に横浜や上野などに店があります。
ウーロン茶風味やカニ肉とカニ味噌をタップリ入った小籠包があります。
【住所】〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿4-3-1 クイズ恵比寿2F
【営業時間】ランチタイム11:00~16:00
ディナータイム16:00~23:00(ラストオーダー22:00)
【定休日】年末年始
【電話番号】03-5795-2255
- 鼎泰豐(でぃんたいふぉん)
1996年、新宿高島屋10階(現在は12階)に海外出店1号店としてオープンしました。
現在は東京都の他に、大阪府や福岡県・熊本県などに店舗があります。トリュフやズワイガニが入った小籠包があります。
【住所】〒151-8580 東京都渋谷区千駄ヶ谷 5-24-2 タカシマヤ タイムズスクエアビル 12階
【営業時間】11:00~23:00 (ラストオーダー22:00)
【電話番号】03-5361-1381
【URL】http://d.rt-c.co.jp/
- 京華小吃(じんほあ)
2014年、銀座に日本1号店としてオープンしたシンガポールの中華料理店です。
薄い皮にギュッと詰まった具材がスープとともに溢れ出す小籠包は人気メニューとなっています。
他にはサクサクとした食感の円盤餃子パイや小豆パンケーキなどがあります。銀座店の他に、茨城県・長野県に店舗があります。
【住所】〒104-0061 東京都中央区銀座5-9-6
【営業時間】※事前に店舗に確認ください
【定休日】年末年始
【電話番号】03-6274-6406
【URL】https://www.jinghua-xiaochi.jp/
- 點水樓 (でぃえんしゅいろう)
2018年、新宿区四谷に日本第1号店をオープンした台北の中華料理店です。
皮に野菜汁を練り込んだ彩り小籠包があります。
【住所】〒160-0022 東京都新宿区新宿5-16-1
【営業時間】
ランチタイム11:30~15:00
(ラストオーダー14:00)
ディナータイム17:00~22:00(ラストオーダー21:00)
【定休日】年中無休
【電話番号】03−5363−7220
小龍包とは?歴史とおいしい食べ方 さいごに
小籠包は皮を破って熱いスープを飲んでから、皮と餡をゆっくりと味わう料理です。
ガブッとかじってしまうと、熱いスープが飛んで周りの人たちにかかってしまう可能性があるので、レンゲにのせて食べるのがマナーとなっています。
食べ方を確認して、小籠包を美味しく頂きましょう。
♪小龍包おいしいですよね(^^)自分で作れないかな?と思ったら次の記事をご覧いただければと思います。
小籠包を手作り!蒸し器なしでもできるレシピ/簡単タレ作りとコツ