餃子は江戸時代に中国から伝わってきた食べ物です。
第二次世界大戦後になると庶民たちにも広まり、今では専門店ができるほど人気の料理となっています。
日本の餃子には、どんな種類があるのでしょうか。
日本の餃子の種類や中国との違い・餃子のおいしい食べ方などを紹介します。
日本の餃子の種類はなにがある?
日本での餃子は焼き餃子が主流となっていますが、他にはどんな餃子があるのでしょうか。
日本で食べられている餃子の種類を紹介します。
- 焼き餃子
フライパンに餃子を並べ焼いてから、水またはお湯を加えて蒸し焼きにします。
日本では定番の餃子です。
- スープ餃子
茹でた餃子と野菜をスープに入れます。日本では、これを水餃子と呼ぶことが多いです。
- 揚げ餃子
餃子を油で揚げます。カリッとした食感があり、お酒のつまみや子どものメニューとして人気があります。
- 蒸し餃子
餃子をセイロや蒸し器・電子レンジなどで蒸します。
ツルンとした食感が楽しめます。
ご当地餃子
日本各地にはご当地餃子があります。主なご当地餃子を紹介します。
- 宇都宮餃子
栃木県宇都宮市のご当地餃子で、野菜が多い・肉が少なめ・ニンニクが少なめになっていることが特徴となっています。
脂っこさが少なく、胃もたれがしにくいことで女性に人気があります。
- 浜松餃子
静岡県浜松市のご当地餃子で、餡には大量のキャベツが使われていることが特徴となっています。
餃子をフライパンに丸くなるように並べて焼き、器に盛りつけ真ん中に茹でもやしを添えた「円形焼き」が定番となっています。
- 伊那(いな)餃子
長野県伊那市のご当地餃子で、モチモチとした皮には雑穀が練り込まれていて少し黄色っぽいことが特徴となっています。
餡はあっさりとした味になっているので、味噌ダレをつけて食べるのが定番となっています。
- 博多餃子
福岡県博多区のご当地餃子で、屋台で広まったことから一口サイズになっていることが特徴となっています。
餃子といっても中国と日本での違いは?
日本では焼き餃子が主流となっていますが、中国では茹で餃子・蒸し餃子が主流となっています。
また日本では餃子はラーメンやご飯・チャーハンなどと一緒に食べる「おかず」ですが、中国では「主食」として食べられています。
餃子のおいしい食べ方
餃子は、そのまま食べるかタレにつけて食べるのが主流となっています。
調味料の組み合わせ次第で、様々な味を楽しむことができます。
- 主なタレの組み合わせ
- 酢+こしょう
- ポン酢+ラー油
- 醤油+酢+ラー油+七味
- ネギ+ごま油+塩
- ポン酢+刻みネギ
- ポン酢+刻み青じそ
- 醤油+からし
- ポン酢+焼肉のたれ+ラー油
- 餃子の焼き方
- フライパンに油を引きます。
- 餃子を並べます。
- 餃子の上からお湯(100ml)を入れます。
- フタをしてから中火で焼きます。
- チリチリという音がしてきたら、フタを外して弱火にします。
- 油(大さじ1)を餃子に回し入れます。
- フタをして弱火で焼きます。
- 水分がなくなってきたらフライパンを回すように動かします。
- 強火にして表面に焼き色がついたら完成です。
【コツ】
- フライパンに餃子を並べるときは、隙間を空けて並べます。隙間なく餃子を並べてしまうと、餃子同士がくっつき皿に皮が破れてしまう可能性があります。
- パチパチと音がしてきたら、フライパンのフタを外してもいいですが餃子の皮が透明になっていない場合は、お湯を少し足してフタをして蒸し焼きにしましょう・
- 餃子アレンジレシピ
ひと手間加えて、いつもの餃子を違った味で楽しむことができます。
- チーズ餃子(1人分)
【作り方】
- フライパンにピザ用チーズ(15g)を敷いてから火をつけます。
- チーズが溶けてきたら、餃子(6個)を並べます。
- チーズに少し焦げ目がついたら、お湯(100ml)を入れフタをします。
- レモン汁(大さじ1)・オリーブオイル(大さじ1)・ブラックペッパー(適量)を混ぜ合わせてタレを作ります。
- 水気がなくなってきたら、餃子を皿にのせます。
- タレをかけたら完成です。
- ペペロンチーノ風ソテー(1人分)
【作り方】
- ニンニク(1片)をみじん切りにします。
- フライパンに油を引き、餃子を並べます。
- 餃子の上からお湯(100ml)を入れます。
- フタをしてから中火で焼きます。
- チリチリという音がしてきたら、フタを外して弱火にします。
- みじん切りにしたニンニク・ハーブソルト(小さじ1/2)・鷹の爪(適量)を加えます。
- ニンニクの香りがしてきたら完成です。
日本の餃子の種類 さいごに
日本で餃子といえば「焼き餃子」が主流となっています。
酢醤油やそのまま食べても美味しい餃子ですが、様々な調味料を組み合わせることで違った味が楽しめます。
また日本各地には「ご当地餃子」と呼ばれる餃子もあるので食べてみてはいかがでしょうか。
♪ 餃子美味しいですよね。たまにものすごく食べたくなることがあります。最近では小龍包もお気に入り。小龍包についてはこちらの記事をご覧いただければと思います。
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