金属製の食器が苦手で木のスプーンなどを使っていることもありますね。
木の食器は口当たりが良く、手に持っても熱くないので安心して使うことができます。
しかし木という天然素材で作られているので、きちんと手入れをしておく必要があります。
木の食器の手入れや洗い方・カビがついてしまったときの対処方法などを紹介します。
目次
木の器の手入れの基本は?
木の食器を長く愛用するには、きちんと手入れをする必要があります。
使用後はすぐに洗う
木の食器はガラスや陶磁器に比べると、ニオイ・汚れを吸収しやすい素材です。
使い終わったら、すぐに中性の食器洗剤と柔らかいスポンジで洗ってから水分を拭き取り、風通しの良い場所で乾燥させましょう。
早く乾かしたいからと直射日光に当ててしまうと、ヒビ割れの原因になるので注意してください。
熱い・油分の多い料理での使用は控える
ニオイが残る、またはシミの原因になるのを防ぐために、熱い物や油分の多い物は入れないでくださいという注意が書かれていることが多いです。
これらの料理に使うことを控えた方がいいのですが、どうしても使いたい場合はひと手間加える必要があります。
木の食器に熱い・油分の多い料理を盛り付けるには
・熱い料理は小さめの器に入れて、木の皿やプレートにのせる
・油分の多い料理は木の食器にワックスペーパーを敷いてからのせる
ツヤがなくなってきたら
木の食器を何度か使っていると、ツヤがなくなってくることがあります。そのままにしてしまうと、割れや変形の原因になってしまいます。
そうならないように、オイルを使った手入れが必要となります。
オイルでの手入れ方法
オリーブオイルを使った手入れ方法を紹介します。
オリーブオイルがなければ、他の食用油を代用しても大丈夫です。
ただしゴマ油は香りが強いので、オススメできません。
食用油以外では、ミツロウクリームや木の食器専用オイルがあります。
1~2ヶ月が手入れをする目安となっています。
- 木の食器の表面をキレイにします。
- オリーブオイルを木の食器に垂らします。
- キッチンペーパーでオリーブオイル全体に伸ばします。
- 約1時間、置いておきます。
- 乾拭きをして仕上げたら完了です。
クルミを使った手入れ方法
オリーブオイルの他にクルミ油を使う方法がありますが、少し値段が高いです。
しかし、剥きクルミを代用して木の食器を手入れすることができます。
剥きクルミは菓子作りやナッツのコーナーなどにあります。
- 剥きクルミ1粒を晒しなどの布に包みます。
- 包んだ剥きクルミを硬い場所や麺棒などを使って細かく砕きます。
- 砕いたクルミから油分が布へと染み出てきたら、木の食器に当てて全体に塗ったら完了です。
木の食器の洗い方とポイント
木の食器の洗い方は、ガラスや陶磁器の食器を洗うのと同じ方法で大丈夫ですが気をつけたいポイントがいくつかあります。
洗い方
- 中性の食器洗剤とスポンジで、木の食器を優しく洗います。
- 木の食器についた洗剤を洗い流したら、水分を拭き取ります。
- 風通しの良い場所で乾燥させたら完了です。
洗うときのポイント
-
- 木の食器を長時間水につけておくと、カビ発生の原因となるのでつけ置き洗いはやめましょう。
- 食洗機を使っているときは急激な温度変化が起こるので、ヒビ割れ・変形の原因となるので使わないようにしましょう。中には食洗機OKの木の食器があるので、使用前に確認してください。
- 漂白剤を使うと色が抜ける・漂白剤の成分を吸い込んでしまう危険があるので使わないでください。
- タワシでこする・クレンザーのように研磨剤が入っている洗剤をつかうと傷つけてしまうので使わないでください。
木の器についたカビの除去方法
気をつけて手入れをしていても、気がついたら木の食器にカビがついてしまうことがあります。
木の食器についてしまったカビは紙やすりで落とすことができます。
300~400番台の目の細かい紙やすりを使います。
カビの落とし方
- カビのある部分に紙やすりを当てて、木目に沿って優しく擦り落とします。
- オリーブオイルを薄く塗って乾燥させたら完了です。
木の器の手入れの基本 さいごに
木の食器はガラスや陶磁器の食器と同じように、つけ置き洗いをしてしまうと変形やヒビ割れ・カビ発生の原因になってしまいます。
木の食器は使い終わったら、すぐに洗って乾かすことが大切です。
上手に手入れをして、木の食器を長く使ってみてはいかがでしょうか。
♪ 少し手入れもめんどくさく感じることもありますね(^^;)でも使いたい・・まずはメリットやデメリットを知っておくといいです。