遊びといえば子どもの脳や身体を発達させるだけでなく、ストレス解消にもなる行動のことをいいます。
また、接合部分に対しても隙間や緩みの意味で遊びということばが使われています。
遊びに行こうと言われた時、自分と相手の思いがそれぞれの感覚で違うこともあります。
遊びの定義とは?また昔と現在の遊びにはどんなものがあるのでしょう?
あそびとは?定義は?
遊びとは、2人の学者によって以下のような定義となっています。
フランスの社会学者であるロジェ・カイヨワは6つの行動を遊びの定義としていて、
- 自由な行動(強制されないこと)
- 隔離された行動(決められた空間と時間)
- 未確定の行動(どんな結果になるか分からない)
- 非生産的行動(なにも産み出さない)
- 規制のある行動(ルールに従う)
- 虚構の行動(非現実的である)
があります。
またオランダの歴史学者であるヨハン・ホイジンガは、決められた空間で規則に従い制限時間内で自由に行動することが遊びの定義としています。
昔の遊び 外遊びと室内遊び
昔の人たちは、どんな遊びをしていたのでしょうか。
主な外遊び・室内遊びを紹介します。
外遊び
鬼ごっこ
ジャンケンで鬼を1人決め、残りは子になり走って逃げます。
鬼が追いかけ、子にタッチしたら鬼となり子を追いかける、を繰り返します。
かくれんぼ
ジャンケンで鬼を1人決め、目を隠して10数えて待ち、その間に残りは隠れます。
鬼が隠れた人たちを捜し回ります。人数が多い場合は鬼を増やすこともあります。
缶蹴り
ジャンケンで鬼を1人決め、残りは子となります。
缶を置く場所を決め、子の1人が缶を蹴ったら、鬼が缶を取りに行き元の位置に戻します。
その間に子が隠れ、缶を戻した鬼が探し回ります。
子を見つけた鬼はすぐに缶の場所へ戻り、見つけた子の名前を呼びながら缶を踏みます。
捕まった子は決められた場所で待機となります。
子は鬼に見つからないように缶に近づき、鬼がいないうちに缶を蹴ることができたら捕まっていた子は逃げることができます。
輪回し
自転車の車輪を棒で押して前へ進める遊びです。
ゴム跳び
決められた高さにしたゴムを順番に飛び越えます。
ゴムに引っかかった場合は、ゴムを持っている人と交代します。
女飛や男飛び・引っかけ飛び・逆立ち飛びなど、飛び方に種類があります。
室内遊び
お手玉
両手にお手玉を持ち、右手のお手玉を高く投げている間に左手のお手玉素早く右手へと移し、開いた右手は落ちてきたお手玉をキャッチすることを繰り返します。
おはじき
たくさんのおはじきを撒き、ジャンケンで順番を決めます。
自分のおはじきとターゲットとなるおはじきを決め、自分の番になったら指で自分のおはじきをはじいて、ターゲットのおはじきに命中したら自分のものにできます。
撒いたおはじきがなくなり、手元に多くのおはじきを持った人が勝ちとなります。
あやとり
紐を輪にして両手の指に引っかけて、川やホウキ・はしごなど様々な形に変えていきます。
2人で遊ぶ場合は、形が崩れないように受け取り別の形へと作り相手へ渡します。
形が崩れたら負けとなります。
今の遊びにはどんなものがある?
今は外で遊ぶよりも室内での遊びが多くなっています。
子どもの場合はボードゲームやテレビゲーム・アプリゲームが主流となっています。
大人の場合、遊びはストレス解消になっているので、種類は豊富にあります。
代表的な大人の遊びを紹介します。
バーベキュー
道具の貸し出しや食材まで揃えてくれるプランなどがあるので、手ぶらで楽しむこともできます。
大人数でなくても楽しめことができます。
ウォーキング
テクテクと歩くだけなので、ランニングが苦手な人でも気軽に楽しむことができます。
1人でブラブラする、友達を誘って街歩きをするなどいろんなパターンで楽しめます。
博物館・美術館めぐり
子どもの頃と違う発見を見つけることができます。
期間限定の展示もあるので、行く度に新たな発見を楽しめます。
読書
本屋で自分の好きな本を買って読むのも良いですが、図書館に行っていろんなジャンルの本を借りてくると普段では気づけない発見があります。
トランプ
定番のババ抜きや7並べなど、様々な遊びができます。
複数人数だけでなく、1人でも遊べるのが魅力です。
料理
料理やお菓子作りは、大人にとっては遊びになることもあります。
1人でコツコツと新しい味に挑戦する、友達を呼んでワイワイとおしゃべりしながら料理やお菓子作りをするのもストレス解消になります。
遊びの定義と今と昔の遊び さいごに
遊びといえば子どものような成長を促すものもあれば、大人のストレス解消になります。
遊びを上手に使って楽しんでみてはいかがでしょうか。