サイフォンやペーパードリップなど、コーヒーの抽出法にはいくつかあります。
また、抽出法によっては味に違いが出ることがあるようです。
いつもはペーパードリップで淹れている珈琲も抽出器具によって味の違いがでるというのは気になります。
抽出器具の種類や器具による味の違い、特徴など違いもよく解らなかったので調べてみましたのでご紹介。
目次
コーヒーの抽出器具にはどんな種類があるの?
コーヒーを淹れるための抽出器具は数多くあります。
主にペーパードリップ、ネルドリップ、サイフォン、エスプレッソ、エアロプレス、フレンチプレスなどがあります。
ペーパードリップ
コーヒードリッパーにペーパーフィルターをセットして、お湯を上から注いで抽出させます。
必要な道具は安く揃えることができ、初心者でも簡単にコーヒーを抽出させることができます。
ネルドリップ
肌触りの良いフランネルという生地を使った布製のフィルター・ネルフィルターで抽出させる方法です。
18世紀のフランスで誕生しました。
ネルフィルターは粉を取り除いてから煮沸することで、繰り返し使うことができます。
サイフォン
蒸気の力を利用した抽出方法で、カフェや喫茶店などで見かけることがあります。
蒸気の力を利用しているので、抽出技術がなくても安定した味のコーヒーにすることができます。
エスプレッソ
エスプレッソマシンを使った抽出方法で、電気式または直火式があります。
コーヒー豆に高い圧力を短時間かけ、少しのお湯で抽出していきます。
エスプレッソマシンには、粉コーヒーと専用カプセルの2種類があります。
エアロプレス
空気の圧力を利用した抽出方法で、短時間でコクのあるコーヒーに仕上がります。
器具の形は注射器のような形をしていて、押し下げるときに力が必要となるので力のない人や女性では難しく感じることもあるそうですよ。
フレンチプレス
プランジャーポットという器具に粗挽きのコーヒー豆とお湯を入れてフタをして抽出させてから、金属フィルターを押し下げます。
コーヒー豆の風味を丸ごと感じることができますよ。
ウォータードリップ
水を1滴ずつ垂らしてコーヒーを抽出する方法で、コールドブリューとも呼ばれています。
器材にセットすれば、あとは自動的にコーヒーを抽出してくれるので誰でも簡単に美味しく仕上げることができます。
抽出法の透過法と浸漬法の違いとは
コーヒーの抽出法には、透過法(とうかほう)と浸漬法(しんしほう)の2種類があります。
透過法
粉コーヒーにお湯を注ぎ、濾過していく方法でお湯を少しずつ注ぐことでクリアな味にすることができます。
ただし、お湯の注ぎ方によって味がぶれてしまうことがあります。
主な方法には、ペーパードリップやネルドリップなどがあります。
浸漬法
粉コーヒーをお湯に一定時間浸けてから抽出する方法で、成分を逃がすことなくしっかりと抽出することができます。
主な方法には、サイフォンやエアロプレスなどがあります。
透過法は粉コーヒーにお湯を注ぎ通して抽出する、浸漬法は粉コーヒーをお湯に浸けてから抽出するという違いがあります。
抽出法による味の違いの特徴
コーヒーは抽出法によって、味に違いが出てきます。
ペーパードリップ
コーヒー豆に含まれている油分はペーパーフィルターによって取り除かれるので、スッキリとした味になります。
ネルドリップ
ネルフィルターはペーパーフィルターと比べて目が粗くなっているので、油分などの成分がそのまま抽出され、まったりとした味になります。
サイフォン
ペーパードリップやネルドリップは淹れる人の技術によって味が変わりますが、サイフォンは蒸気の力を使っているので安定した味になり、コーヒー豆の風味を楽しむことができます。
エスプレッソ
抽出時間が短いため、コーヒー豆の雑味成分が溶け出さずに濃厚な味になります。
エアロプレス
コーヒー豆にかかる圧力がペーパードリップよりも強いので、成分をしっかりと抽出したコーヒー豆が持つ個性を感じやすい味になります。
フレンチプレス
コーヒー豆の油分などをそのまま抽出することができるので、雑味や深みなどが味わうことができますよ。
ウォータードリップ
熱を加えていないのでサッパリとした味になります。
珈琲の抽出法による違い さいごに
コーヒーは抽出法によって味に違いが出てきます。
抽出法には透過法と浸漬法の2種類があり、透過法はお湯の注ぎ方で味がブレてしまうことがありますが、浸漬法は一定時間コーヒー豆をお湯に浸けるので誰にでも安定した味にすることができます。
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