大根おろしを作ってみたけど食べてみたら、とても辛かった!
なんてことありますよね?食べたいけど辛すぎて・・
でも大根おろしの辛味成分には様々な効能があります。
なんとか辛みを押さえて食べたいですね。
その方法をご紹介。
また大根おろしの辛味成分と汁の栄養・効能や大根おろし汁の保存方法などをまとめてみました。
大根おろしの辛味成分に栄養はある?
大根おろしにはイソチオシアネートという辛味成分が含まれています。
イソチオシアネートは大根をすりおろすことで細胞が壊れて初めて生まれる大根おろしだけの成分です。
イソチオシアネートには体内の解毒酵素の働きや抗酸化力を高める働きがあり、がん細胞の増殖を抑えてくれるので予防にもなるそうです。
また抗酸化作用によって活性酸素量を減らし細胞新生を促す働きがあるので、アンチエイジング・動脈硬化予防などに効果があるそうです。
いつものお料理にプラスして、是非食べたいですね。
辛い大根おろしの対処法
作った大根おろしが辛かったときは、どうしたら辛みをおさえられるのでしょう?
簡単な対処法をご紹介します。
放置する
イソチオシアネートは揮発性なので、1時間ほど放置しておくと大根の甘い風味だけが残ります。
電子レンジで加熱する
イソチオシアネートは熱に弱いので、電子レンジ500Wで約30秒加熱するといいですよ。
水にさらす
大根おろしを水にさらして冷蔵庫に約20分入れてからキッチンペーパーで水気を切りましょう。
ただし長く水につけておくと、大根の風味まで飛んでしまうので注意してください。
大根おろし汁の驚きの効能!
大根おろしを作ったときに出る汁は捨ててしまう、という方がほとんどではないでしょうか。
実は大根おろし汁にも大根おろしと同じくイソチオシアネート・リパーゼ・ジアスターゼ・プロテアーゼなどが含まれています。
捨てるのはもったいないんです。
便秘やむくみの解消・免疫力アップ・美肌・アンチエイジングなどに効果があるといわれています。
大根おろしは汁も一緒にとるのがおすすめです。
大根おろし汁の活用法
大根おろしの汁は味噌汁や玉子焼きに入れると風味と甘味が出てきます。
いろんな料理に使うことができますよ。
大根おろし汁を使ったレシピや活用法を紹介します。
鶏もも肉焼き
大根おろしの汁につけておくと鶏肉が柔らかくなりますよ。
【作り方】
1. 鶏もも肉(150g)を大根おろしの汁(適量)に約1時間つけておきます。
2. 塩コショウをして片栗粉(適量)をまぶします。
3. フライパンにサラダ油を引き、鶏もも肉を入れてフタをしてから中火で焼きます。
4. 焼き目がついたら、裏返しにしてからフタをして焼き火が通ったら完成です。
大根もち
表面はカリッと中はモチモチの食感が楽しめます。
子どものおやつにもなりますよ。
【作り方】
1. ボウルに小麦粉(50g)を入れてダマにならないように大根おろし汁(100cc)を少しずつ混ぜていきます。
2. 生地がトロッとした感じになったら、カツオ節(大さじ1)・適当な大きさに切ったソーセージ(5本)を入れて混ぜ合わせます。
3. フライパンにサラダ油を引き、生地を入れて焼きます。
4. 焼き目がついたら裏返しにして焼き、両面が焼けたら完成です。
豆乳うどん
お酒を飲んだ後のシメにもなる胃に優しいうどんです。
【作り方】
1. 鍋に豆乳(150cc)・大根おろし汁(100cc)を入れて火にかけます。
2. 沸騰してきたら、だしの素(2つまみ)・うどん(1玉)を入れて煮込みます。
3. 麺がほぐれて火が通ったら、溶き卵(1個)を入れ好みの固さになったら器に入れます。
4. おろし生姜(適量)をトッピングして完成です。
ご飯を炊く
ご飯を炊くときに大根おろし汁を入れると白くてツヤツヤに炊き上がります。
米(2合)を洗い通常の水加減にしてから、大根おろし汁(大さじ1)を入れて炊きます。
りんごジュースに入れる
果汁100%のりんごジュースに加えると、辛い大根おろし汁も美味しく飲むことができますよ。
風邪予防や発熱・食べ過ぎなどにも効果があります。
ホットドリンク
お湯に大根おろし汁を入れ、ショウガ・昆布茶を加えて飲むと体が温まりますよ。
大根おろし汁は保存できるの?
汁は冷蔵庫では半日、冷凍庫では約1ヶ月保存することができます。
大根おろし同様、時間が進むにつれ劣化していくので、密封容器や製氷皿に入れて冷凍庫で保存するのがおすすめですよ。
大根おろしの栄養 さいごに
大根おろしは汁にも栄養が豊富に含まれていますが、
空腹時に飲むとジアスターゼの刺激によって吐き気と激しい腹痛に襲われるので注意する必要があります。
辛さを調節して自分好みの大根おろしを味わってみてくださいね。
☆大根おろしについてこちらの記事もご覧いただければと思います。
大根おろしの冷凍はまずい?美味しく簡単に作るには?保存と賞味期限