サボテンは頻繁に水を与える必要がなく、初心者でも育てやすい植物です。
品種によって成長速度に違いがあるので、パッと見ても成長したかどうか分かりにくいことがあります。
サボテンの成長速度や育てるのに適した環境など知りたくて調べてみました。
失敗して枯らしてしまった場合のサボテンの正しい捨て方も調べてみました。
サボテンは成長するの?
サボテンには成長期と休眠期の2つがあり繰り返しながら、成長していきます。
成長期は春と秋、休眠期は夏と冬になります。
毎日みていてもわかりにくいですよね。成長する時ってどうなるのか?気になります。
私の持っていたサボテンも気が付いたら白い花が咲いていたことがあります。
変化に全然気づけなかったんですけど(^^;)
成長期
水分をタップリ吸収して茎を伸ばす時期となり、みずみずしくぷっくりとした姿になります。
肥料を与えると水分の吸収が良くなる効果が期待できます。
また植え替えや株分けを行うと傷ついた部分や根の再生が早くなります。
休眠期
成長が止まる時期で、見た目は萎んだような感じになります。
夏は少し成長を続けているので半休眠期とも呼ばれています。
水や温度管理も大切ですが、この時期にタップリと日光に当てておくと春にグングンと成長します。
サボテンの成長速度
品種や栽培環境によって違いはありますが通常のサボテンは1年で約10cm以上。
ミニサボテンは1年に約1cm成長するといわれています。
サボテンのベストな室内の置き場所や環境
気軽に室内における植物ですが、やっぱり適した置く場所をちゃんと知っていた方がよいですよね。
室内でサボテンを育てるポイントには、置き場所や温度・水やりがあります。
置き場所
サボテンは湿気を嫌うので、日当たりと風通しの良い窓際に置くようにしましょう。
ただし、直射日光に当ててしまうと葉焼けになってしまうので、レースカーテンなどで光を遮るようにしてください。冬の窓際は冷え込みが強いため、サボテンを置いておくと凍ってしまい場合によっては枯れてしまう恐れがあります。
天気が悪く、冷え込みが強い場合は窓際からサボテンを離すようにしましょう。
温度
サボテンは冬の間に花芽を分化させます。
0度までなら耐えることができますが、暖房が効きすぎていると花のつきが悪くなるので注意してください。
水やり
サボテンは根や茎に水を蓄えることができるので、水をやりすぎてしまうと根腐れを起こす原因になります。
土が乾いているときに、鉢底の穴から水が流れ出るまでタップリと水をあげるようにしましょう。
水やりのタイミングは
春と秋は午前中
夏は夕方から夜
冬は気温が5度以上で土が乾いているときに
水を与えてあげましょう。
ただし冬の場合、気温が低いときに水を与えてしまうと根腐れになってしまう可能性があります。
また冷水は根を傷つけてしまうこともあるので、ぬるめの水を使いましょう。
サボテンの正しい捨て方
水のやりすぎや置き場所を間違えたなどの原因でサボテンが枯れてしまうことがあります。
枯れてしまったサボテンを正しく捨てるには、どんな手順があるのでしょうか。
- サボテン・土・容器に分けます。
- サボテンはトゲでケガしないように新聞紙に包んでから燃えるゴミとして捨てます。
大きなサボテンの場合は小さく切ってから捨てましょう。 - 容器は各自治体のルールに従って捨ててください。
- 土はゴミとして出すことができませんので、庭に捨てるか土の回収業者に引き取って貰いましょう。
近くの山や森林・公園などに土を捨てると不法投棄になるので、絶対にしないでください。
枯れたサボテンの復活方法
弱っている・根腐れ・葉焼けが原因で枯れてしまったサボテンでも復活させる可能性があります。
- 弱っているサボテン
サボテン、または多肉植物用の新しい土へ植え替えてから、環境や育て方を見直してみましょう。
- 根腐れを起こしているサボテン
- サボテンを土から取り出し、根の状態を確認します。
- 黒や黄色に変色してしまった部分は腐っているので、ハサミで切り落とします。
- 断面を約30分、日光に当てます。
- 断面がしっかりと乾燥させるために、風通しの良い日陰に置きます。
- 乾いた断面を下にして新聞紙で包み、直射日光の当たらない場所に置きます。
- 断面から新しい芽が出てきたら、新しい土に植えます。
- 約1週間水を与えずに半日陰に置いてから、タップリと水を与えて終了です。
- 葉焼けになっているサボテン
- 変色した部分を切り取ります。
- 市販の殺菌剤を塗り、良く乾かして終了です。
サボテンの成長と適した環境 さいごに
サボテンは種類によって成長していないように見えることがありますが、ゆっくりと成長しています。
サボテンを上手に育てるのは置き場所・温度・水やりが重要となります。
それでも、サボテンが枯れてしまい処分するには、ルールを守りましょう。
♪サボテンは楽に育てられる、何もしなくていい、という感じがします。初めてサボテンを育てたいと思った時に選び方や注意することなどは次に書いています。ご覧いただければと思います。
サボテンの種類は意外といっぱい!初心者の選び方と買い方育て方