掃除機は部屋のゴミやホコリを吸い取ってくれる便利な家庭用電化製品ですが、使っていくうちに吸引力が弱くなってしまうことやブラシにゴミがからみついてとれないことがあります。
掃除機の吸引力を復活させるにはどんな掃除を行えばいいのでしょうか。
掃除機自体もきれいにしておきたいですね。
掃除機の掃除方法・必要な道具などを紹介します。
掃除機の掃除の仕方
掃除機の掃除は月に1回を目安に行いましょう。
また掃除機の掃除をするときは、必ず電源を切りコードをコンセントから外してから行ってください。
- 紙パック式の場合は紙パックを本体から取り出します。
サイクロン式・カプセル式の場合はダストカップからゴミを出します。 - 外側についている汚れは雑巾に水で薄めた住宅用洗剤を含ませてから拭き取ります。
- 吸込み口についている髪の毛やホコリを取ります。
- フィルターを水に住宅用洗剤を入れたバケツに入れてつけ置きしてから、ゆすいで汚れを落とし水ですすぎます。
紙パック式の場合は、紙パック自体がフィルターの役割をしているので交換するだけで大丈夫です。 - ダストカップの内部を洗います。
こびりついている汚れは雑菌が繁殖している可能性があります。
アルコール除菌スプレーをかけてから洗いましょう。
紙パック式の場合は、フィルターと同じく紙パック自体がダストカップの役割をしているので交換するだけで大丈夫です。 - 風通しが良く、日の当たらない場所で洗ったフィルターとダストカップを乾かします。
特にフィルターは湿ったまま使うと、臭いやカビ発生の原因となるので、しっかりと乾かしてください。 - 乾いた部品を本体に戻したら終了です。
掃除機の掃除に用意する道具は?
掃除機の掃除に必要となる道具には、どんなものがあるのでしょうか。
- 雑巾
洗剤を含ませて汚れ、水洗いした部品の水気を拭き取ります。
- 住宅用洗剤
水で薄めて汚れを拭き取ります。
- アルコール除菌スプレー
しつこい汚れや手垢を落とすことができます。
- ピンセット
ブラシに絡みついた髪の毛や糸・ホコリなどを取ります。
- ハサミ
ブラシに絡みついた髪の毛・糸などを切ります。
- バケツ
フィルターをつけ置きにするときに使います。
- リッパー
裁縫で縫い間違った糸を切るための道具ですが、ハサミの代わりにブラシに絡みついた髪の毛・糸を切ることができます。
- 重曹
スプレーボトルに水(500ml)・重曹(大さじ1)を入れてよく混ぜた重曹水は住宅用洗剤の代わりに汚れを落とすことができます。
- 使い古した歯ブラシ
フィルターや細かい部分のホコリをかき出すことができます。
掃除機のヘッド掃除の仕方 水洗いはOK?
掃除機のヘッドにはパワーヘッドとエアーヘッドの2種類があり、パワーヘッドはブラシだけ水洗いしますが、エアーヘッドはヘッド本体も洗うことができます。
パワーヘッド
内部にモーターがあり、ブラシを回転させます。
- ヘッドをホースから外します。
- ブラシについているゴミや髪の毛・ホコリなどを取ります。
- ヘッド本体からブラシを取ります。
- ブラシを水洗いします。洗剤や漂白剤を使うと変色・故障の原因となるので使わないでください。
- 風通しが良く日の当たらない場所に置き、しっかりと乾かします。ドライヤーで乾かすと故障の原因となるので使わないでください。
- 乾いたブラシを戻したら終了です。
エアーヘッド
空気の力でブラシを回転させます。
- ヘッド本体・ブラシ・ホルダーと分解します。
- ブラシについているゴミや髪の毛・ホコリなどを取ります。
- ブラシ・ヘッド本体・ホルダーを水洗いします。
- 洗ったヘッド本体・ホルダーの水気をしっかり拭き取ります。
- ブラシは風通しが良く日の当たらない場所に置き、しっかりと乾かします。ドライヤーで乾かすと故障の原因となるので使わないでください。
- 乾いたブラシとホルダーをヘッド本体に戻したら終了です。
掃除機の掃除 さいごに
掃除機は細かいゴミやホコリを取ってくれる便利な家庭用電化製品ですが溜まったゴミだけを捨てて、そのままにしておくと吸引力が弱くなるだけでなく臭いやカビ発生の原因になる可能性があります。
月1回を目安に定期的に掃除をしておくと、吸引力を安定させることができます。
掃除機の掃除をしっかりして、日々の掃除が快適にできるようにしてみてはいかがでしょうか。