今日はどんな日になるのかや、悩み事がどうなるのかなどに対して占いをすることがあります…
いつ頃から占いをするようになったのでしょうか。
何気なく毎日占いを見ていたりするけど占いはいつ頃からどこで始まったのでしょう。
気になる占いの歴史や種類などを調べてみました。
占いのはじまり/起源と歴史
占いはギリシャや中国を中心として始まり、紀元前4年頃ではアレキサンダー大王がギリシャを統一したことで西洋諸国各地の文明・文化と融合したといわれています。
17世紀頃、バビロニアからギリシャやエジプト・ローマ帝国を通じてイギリスに伝わったことで、占いは大きく発展しました。
1647年に占星術に関する文献が発表され、学問だけでなく一般にも広まっていきました。
しかし科学革命が起き、占星術の信憑性が疑われるようなりましたが占星術師は活躍していました。
19世紀になると一般の人でも簡単に占える本が販売されたことで、占いは占い師のものではなくなり、現在では様々な方法で占いが行われています。
日本の占いの起源とは?占いの歴史
日本では占いは古墳時代前から行われていました。
当時行われていた占いは、中国から伝わった太占(ふとまに)でした。
太占は鹿の肩甲骨を焼いたときに入ったヒビの状態で占っていました。
平安時代になると中国の陰陽五行(いんようごぎょう)をベースに日本独自に発展させた陰陽師による占いが誕生しました。
陰陽師・安倍晴明によって強い影響力はありましたが、その後は衰退してしまいました。
しかし政治や戦の方針など重要なことを決めるときに使われていたそうです。
また、易や風水のような占いも行われていたといわれています。
江戸時代中期になると、中国から四柱推命(しちゅうすいめい)が伝わり広まっていきました。
その後科学の発展により、占いは恋愛や仕事相談などエンタメ要素が強いものになりました。
第二次世界大戦後、占いは繰り返しブームを起こしながら新しい占いが誕生しました。
現在では、対面での占いだけでなく、電話やメール・チャットなどで手軽に占いが楽しめるようになりました。
占いを分類すると 種類は?
占いは大きく分けると、命占(めいせん)・卜占(ぼくせん)・観相(かんそう)・その他の4つになります。
命占(めいせん)
生年月日や出生時間を使って占います。
運勢や物事を始めるタイミングを知りたいときに使われています。
西洋占星術
誕生月と日を12種類の星座に当てはめて、今後の運勢や相性・適した職業などを占います。
数秘術
数学者・ピタゴラスが始めた占いで、ルネサンス時代に流行したといわれています。
生年月日をもとに算出した誕生数、名前のアルファベットを数字化した姓名数をもとに性格や才能・運勢などを占います。
四柱推命
生年月日と出生時間をもとに十干十二支(じっかんじゅうにし)に当てはめ、性格や気質・運勢などを占います。
十干は10日を1つの区切りとして甲・乙・丙などの名前と意味を持たせたもので、十二支は子・丑・寅など12種類の動物で表したものです。
卜占(ぼくせん)
カードや筮竹・石など専門の道具を使って占います。
物事の吉凶や相手の気持ちなどを知りたいときに使われています。
易占い
筮竹と呼ばれる50本の竹ひごを使い八卦を出すを2回繰り返し、導き出された六十四卦で運勢を占います。
筮竹の代わりにコインやダイスを使うことがあります。
タロット占い
78種類のタロットカードをシャッフルし、決められた場所にカードを並べて占います。
カードの絵柄や上下の向きによって運勢を占います。
ルーン占い
ゲルマン民族のルーン文字を使って占いです。
ルーン文字には25種類あり、石や木に刻まれたものやカードを使い物事の吉凶を占います。
観相(かんそう)
実際にあるものを見て、運勢などを占います。
人相占い
目や口・鼻・耳の形や位置・姿勢・表情・骨格などで、性格や能力・運勢などを占います。
ヨーロッパでは人相占いと占星術を組み合わせた占いがあるそうです。
手相占い
手のひらにあるシワに意味を持たせ、長さや濃さで現在の状況や運勢などを占います。
その他
風水占い
家の間取りや方角を見て、気の流れが悪い場所を良くするための占いです。
気の流れを良くするためのアドバイスが受けられるという特徴があります。
夢占い
睡眠中に見た夢の内容・登場人物をもとに占います。
深層心理や未来を読み解くという特徴があります。
血液型占い
A・B・O・ABの血液型で性格や相性などを占う日本発祥の占いです。
星占いと組み合わせて占いを行う占いしもいるそうです。
占いの始まりと歴史 さいごに
始まりのころは占いは戦の方針や重要な物事を決めるときに使う重要なものでした。
現在では、様々な方法の占いが気軽にでき、日常的に参考にしたり気分で信じたりできるようになっています。あなたも気軽に楽しんでみてはいかがでしょうか。